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日常的に嫉妬していませんか?浮気調査でよくある「オセロー症候群」

社長の川原です。浮気の決定的証拠をつかむというお仕事の他に、我々には「相談されるかたの心の声に耳を傾ける」という大切な業務があります。

そのなかで、ある傾向の悩みが気になり始めました。

「パートナーが浮気するのではないかと常に不安に思っているうちに、真実になってしまった」

このようなご相談について、少しお話したいと思います。

 

男女問わず悩まされる「オセロ症候群」

恋人や配偶者が、よそで浮気するのではないか。自分のあずかり知らぬところで不貞を働き、裏切っているのではないか。

このような心配に常に取りつかれている人がいます。シェイクスピアの悲劇になぞらえて「オセロ症候群」と一般に呼ばれています。

 

「配偶者の勤務先に新しいメンバーがやってきた」という他愛のない会話で、相手が異性か・どんな外見か・連絡先は交換したのかと詳しく聞き出してしまう。数分~数時間おきに連絡を要求し、連絡が途絶えると怒りを爆発させてしまう。

パートナーはやがて心を閉ざすようになり、相談されるかた自身も不眠・食欲不振・抑うつ傾向といった慢性的な悩みを抱えるようになります。こういった背景事情から、ほんのはずみで本当に浮気されてしまい、我々の出番になるという次第です。

 

 

原作となる「オセロ」では、浮気を知った主人公(オセロ)が怒り狂って妻を殺してしまうというストーリーです。実際には、浮気の噂は根も葉もないデマであり、主人公に敵愾心を燃やしている人物が発端となっています。嫉妬深いと言えば女性を連想しがちですが、この物語のように男性にもよく見られる傾向です。

現代社会だと殺人にいたるほどの悲劇は稀ですが、前述した浮気が現実になるケース・パートナーに去られたあと重篤なうつ病となるケースが後を絶ちません。さらに問題なのが、周囲の態度です。

 

オセロ症候群=愛情の現れと勘違いする人々

一見すると単に「嫉妬深い人」に見えないため、周囲は重大性に気付きません。安易に自力での浮気調査を進めたり、ご相談者様の人格を否定したりします。あまつさえ「異性と一緒にいた」と不安を煽る人までいる始末です。消耗しきった状態でのご相談に何度も応じてきましたが、周囲の人がダメ押しになってしまっているケースを多く目にしました。

 

このように、愛情の行きつく先・単なる性格の問題だと決めてかかる人々に耳を貸す必要はありません。また「浮気の原因がどちらか一方だけにある」ということも、あり得ません。

まずは我々プロの行う浮気調査を信じてください。単に「事実の有無」を確認するものではなく、パートナーが考えていること・性格と、ご相談者様との関係がどのような状態にあるのかをチェックするための調査でもあります。

オセロ症候群の原因となる心の傷と、パートナーが考えていることは何なのか。簡単に振り返っていただけるようお話します。

 

嫉妬はトラウマが原因である

「浮気しているのではないか」とつい不安になってしまう人は、過去にこんな経験をしている傾向にあります。

 

  • 両親の仲が悪かった・両親が浮気をしていた。
  • 恋愛のもつれで親友をなくしたことがある。
  • 家庭・学校・職場で何らかのハラスメント被害に長期間遭った

 

自分ではある程度解決したかのように思えても、思考のパターンには深い爪痕が残っている場合が多数あります。年齢を重ねるごとに自分では矯正しづらくなり、自覚するが故に余計苦しむという悪循環に陥ってしまいます。

他者との繋がりを持つ・他人との意見を聞くという、自己啓発型の治療を勧められることもあるでしょう。しかし、いくら似た経験を持つ友人を増やしても、トラウマの形は人それぞれなのです。

 

パートナーとどのような道を選択するにせよ、まずは心の傷と真正面から向かい合う必要があります。

 

浮気をする・疑われる側の心の傷

パートナーとの関係修復を望む場合、相手の心に受けた傷もしっかりと理解しておく必要があります。浮気調査する中で「こっそり精神科に通院している」「収入を安定させるために転職活動をしている」という事実が見つかる場合も多くありました。

 

浮気調査を希望される段階になると、すでに二人が互いに心を閉ざしている状態になっています。この状態で二人が真剣に向き合う・話し合うということは、非常に困難だと言わざるを得ません。

ちょっとした表現で勘違いが起こり、心が通じているにも関わらず別れてしまうということもありがちです。ましてや、浮気調査していたという事実が相手に知られようものなら、信頼関係が破綻することも避けられません。最終的に修復を望むのであれば、第三者の助力・専門家の意見による慎重な状況操作が必要となります。

 

まずは、相談される方自身が自分を責めないことが大切です。どんな状況だとしても、浮気調査による事実確認に終わらない、多角的なアプローチをいたします。これは病気だから・周囲が自分の人格を否定するからと諦めず、まずはお話を聞かせて下さい。

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